セダン、スポーツ、コンパクト用にサイズラインアップを展開しているということで、マツダ3に「Playz PX II」を履いてその性能をチェックした
今回はそんなオンライン限定品として販売されている「Playz PX II」を試してみる。セダン、スポーツ、コンパクト用にサイズラインアップを充実しているそれは、雨に強く、耐久性が高く、疲れにくいというタイヤ。
今回装着した205/60R16サイズは縦溝4本がしっかりとした太さと深さを持っており、そこから外側へ向けてきちんと排水する溝を持っているところが特徴的だ。さらにシリカ配合ウエット重視ゴムを採用するなど、これならたしかに雨は大丈夫。また、各ブロックが大きく剛性も高く作られているから耐久性も高いため、摩耗に対しても強いだろう。
加えて特徴的なのは、イン側とアウト側のサイドウォールの形状が異なる非対称形状としていることだ。これにより轍をはじめとする路面の荒れをタイヤが吸収しつつ、しっかりと真っ直ぐに走れるように考えられている。このあたりの考え方が疲れにくいという性能に繋がっている、特徴的な性能を持つタイヤといっていい。
タイヤのイン側とアウト側のサイド部を異なる形状とするブリヂストンの独自技術「非対称形状」を採用し、ハンドルのふらつきを抑制して「疲れにくい」を実現した「Playz PX II」
タイヤが摩耗すると溝による排水性が弱まり、一般的にはウェット性能が低下するが、「Playz PX II」では「シリカ配合ウェット重視ゴム」とブリヂストンの独自技術「ULTIMAT EYE(アルティメット アイ)」を駆使した接地形状の適正化により、溝に頼らないウェット性能の強化を実現。新品時のウェットブレーキを従来品(Playz PXシリーズ)比で5%短縮するとともに、摩耗によるウェット性能の低下を抑制。また、ゴムとトレッドパターンの最適化によって摩耗寿命を従来品と比べ11%向上したという
セダン、スポーツ、コンパクト用にサイズラインアップを展開しているということで、マツダ3に「Playz PX II」を履いてその性能をチェックした
「Playz PX II」を装着したマツダ3で走り出してみると、まず感じることはその非対称形状がもたらす快適性だった。今回は東京の用賀インターから東名高速に乗って西へと走ったのだが、そこは長距離トラックが数多く走る場所であり、路面が痛めつけられているところが点在するシーンが多い。けれども、そんな場所をステアリングを握りしめることなく真っ直ぐに突き進んでくれる感覚に溢れていたのだ。疲れにくいタイヤというコンセプトはしっかりと伝わってくる。
高速道路では直進安定性の高さを体感できた
けれども走りは十分に担保されている。ワインディングロードを走ったとしても腰くだけになるような動きにはならない。タイヤがたわんでいけば、その後は剛性が高められたブロックがしっかりと路面を捉えてくれる。また、ハードなブレーキングを行なってもグッと止めてくれる感覚に溢れている。イン側のサイドウォールをしっかりと立たせていることや、ブロック端部の角を丸めて、制動時にエッジの巻き込み変形を抑制したことも効いているのだろう。
ワインディングにおいても腰くだけになるような動きはなく、しっかりと路面を捉えてくれる印象
このようにインターネットで購入してカンタンにタイヤ交換をしたとしても、何も問題がなく、安心感のあるタイヤが提供されていることが今回はよく理解できた。タイヤとしての基本性能をしっかり備えつつ、コストパフォーマンスに長けた「Playz PX II」はかなり好感触だ。そんな「Playz PX II」は「ブリヂストン タイヤオンラインストア」で購入できるので、ぜひ一度ご覧になっていただきたい。
タイヤのインターネット購入も今後の選択肢の1つとして覚えておいて損はなさそうだ