エンジンオイルは、走行距離や時間の経過とともに劣化してしまうため、適切なタイミングでの交換が必要です。

適切なタイミングと言っても「エンジンオイルはいつ交換すれば良い?」「エンジンオイルを交換しないとどうなる?」など、疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

この記事では、エンジンオイルの適切な交換時期や費用、交換しなかった場合のリスクについて詳しく解説します。

オイル交換とは?

エンジンオイル点検の写真

オイル交換の「オイル」とは、一般的にクルマのエンジンオイルを指します。
エンジンオイルは、エンジン内部の摩擦を減らし、快適な走行を維持するために欠かせない重要な存在です。

エンジンオイルには、以下の6つの重要な性能があります。

  • 潤滑性能:滑らかに動かす性能
  • 防錆性能:サビを防ぐ性能
  • 密閉性能:爆発ガスの「吹き抜け」や、「圧縮漏れ」を防止する性能
  • 洗浄分散性能:エンジン内部をクリーンに保つ性能
  • 応力分散性能:ショックを吸収して力を和らげる性能
  • 冷却性能:金属を冷やす性能

しかし、エンジンオイルが劣化すると、これらの性能が低下してしまいます。

劣化したオイルをそのまま使用し続けると、エンジンの負担が増え、燃費の悪化や故障の原因になることもあるため、適切なタイミングで交換することが重要です。

エンジンオイルの交換時期の目安

点検の写真

​ブリヂストンでは、以下の頻度でエンジンオイルの交換をおすすめしています。

  • 3,000〜5,000km走行に1回
  • 3〜6ヶ月に1回

​ただし、エンジンオイルの適切な交換時期は、クルマの使用状況や走行環境によって異なります。
​以下のような環境下ではオイルの劣化が早まるため、注意しましょう。

  • 悪路や山道での走行が多い
  • 年間走行距離が20,000kmを超えている
  • 1回の走行距離が8km以下の短距離運転が多い(全体の3割以上)

​目安となる時期だけでなく、オイルの色や粘度、異臭などにも注意して、早めに交換することが大切です。

エンジンオイルを交換しないとどうなる?

クルマの写真

エンジンオイルの交換を怠ると潤滑性能が低下するため、エンジン内部の摩擦が増加します。

その結果、エンジンの効率が下がり、燃費が悪化するだけでなく加速力が低下し、パワーダウンを引き起こすこともあるでしょう。

さらに、摩耗した部品が金属同士で擦れ合うことで傷がついたり、最悪の場合、エンジンの焼きつきやエンジンがかからなくなるといったトラブルにつながるリスクもあります。

高額な修理やエンジン交換が必要になる可能性があるため、定期的なオイル交換を行い、エンジンを最適な状態に保つことが重要です。

エンジンオイルを交換する方法

エンジンオイルの写真

エンジンオイルの交換には、自分で交換する方法と専門店に依頼する方法の2種類があります。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、作業の難易度やコストを考慮して、自分に合った方法を選びましょう。

自分で交換する

オイル交換は、自分で行うことも可能です。
自分で交換すれば、工賃がかからずオイル代だけで済むというメリットがあります。

また、自分の都合に合わせて自由なタイミングで作業ができるのも魅力です。
ただし、オイル交換の正しい知識がないと、オイル漏れやフィルターの締付け不良といったミスが起こる恐れがあります。

また、慣れていない初心者が作業する場合、オイル交換だけで1時間以上かかることもあるでしょう。
交換後のオイル処分にも手間がかかるため、時間や労力が必要になる点はデメリットと言えます。

専門店に依頼する

専門店にオイル交換を依頼する場合、交換費用はかかるものの、作業時間は30分~1時間程度で終わります。
プロが作業をするため、オイル漏れや締付け不良のリスクを防げる点も大きなメリットです。

また、多くの専門店ではオイル交換と同時に無料の点検サービスを実施しており、エンジンやタイヤ、バッテリーの状態をチェックしてもらうことができます。

車種や走行環境に適したオイルの選び方について相談できるため、適切なオイルを使用したい方にも向いているでしょう。

エンジンオイルの交換費用の目安

エンジンオイルの写真

​エンジンオイルの交換費用は、オイルの種類や車種、交換方法によって異なります。

例えば、軽自動車は通常3Lのオイルを必要とするため、自分でオイル交換した場合にかかる費用の相場は1,000〜1,500円/L~ほどです。

一方、経済性に優れたベーシックオイル「ECO GUARD」を使用した交換作業をコクピット・タイヤ館 オンラインストアからご予約いただく場合、軽自動車のオイル交換にかかる工賃込み価格は3,540円/3L(税込)です。

また、ハイブリッド車やダウンサイジング車など、幅広いクルマに対応可能な「ECO ROAD」へのオイル交換をコクピット・タイヤ館 オンラインストアからご予約いただく場合、軽自動車のオイル交換にかかる工賃込み価格は5,280円/3L(税込)です。

手間や安全性を考えると、専門店での交換が確実かつ安心な方法と言えるでしょう。

車種別 自分で交換する場合の費用相場※1 店舗で交換する場合
(オイル代(「ECO GUARD」※2)+工賃)
店舗で交換する場合
(オイル代(「ECO ROAD」※2)+工賃)
軽自動車(3L) 3,000円(税込) 3,540円(税込) 5,280円(税込)
普通車 小(4L) 4,000円(税込) 4,170円(税込) 6,490円(税込)
普通車 中(5L) 5,000円(税込) 4,800円(税込) 7,700円(税込)
普通車 大(6L) 6,000円(税込) 5,430円(税込) 8,910円(税込)

※1 1,000円(税込)のエンジンオイルを購入した場合
※2 コクピット・タイヤ館 オンラインストアにおける購入価格

エンジンオイルの交換ならブリヂストンの店舗がおすすめ

店舗での商品説明の写真

ブリヂストン認定の「B-select」加入店では、エンジンオイルの定期点検・交換を承っております。

また、無料でオイルのほか、バッテリーやタイヤの状態の点検も行っています。
​さらに、タイヤの無料点検も実施しており、空気圧、残り溝、ひび割れ・傷、偏摩耗の4項目にわたってお客様のタイヤを1本1本確認します。

ブリヂストンが作業品質を認めたB-select加入店は、全国に800店舗以上あるため、ぜひお近くの店舗でオイル交換をお受けください。

エンジンオイルは適切な時期に交換しよう

車内から見た風景の写真

エンジンオイルの一般的な交換目安は「3,000〜5,000km走行ごとに1回」または「3〜6ヶ月ごとに1回」ですが、使用状況や走行環境によっては、より短い間隔での交換が推奨されることもあります。

また、快適なカーライフには、適切なタイミングでのオイル交換はもちろんのこと、タイヤの定期点検も重要です。

ブリヂストン認定の「B-select」加入店では、エンジンオイルの交換作業を受け付けているほか、タイヤの空気圧、残り溝、ひび割れ・傷、偏摩耗の4項目について無料点検を実施しております。

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