みなさん、タイヤ交換はどのタイミングで行っているでしょうか。

タイヤ交換のタイミングは、タイヤがパンクしてしまったときや、スタッドレスタイヤに変えるときなどがありますが、今装着しているタイヤの製造時期も、タイヤ交換のタイミングの一つの目安になります。

では、実際にどこを見たらタイヤの製造時期が分かるのでしょうか。

タイヤの製造時期は、タイヤの側面に刻印された製造番号から確認することができます。

しかし、製造番号はアルファベットと数字で表記されるため、どれが製造時期なのか分かりづらいかもしれません。

この記事では、タイヤの製造年月日を確認する方法、交換時期の目安について解説します。

タイヤの製造年月日とは?

車の写真

タイヤの製造時期は、製造番号から知ることができます。

ただし、製造番号はタイヤの片側のみに刻印されているため、車両に装着したままでは確認できない場合もあります。

また、製造番号としてタイヤに刻印されている数字が、そのまま製造年月日を表すわけではありません。

まずは、タイヤの製造番号の見方について説明します。

タイヤの製造年月日の表記方法

タイヤの製造年月日は、厳密に言うと製造日ではなく、製造年週で表記されています。

製造番号として刻印された4桁の数字がタイヤの製造年週を表すもので、末尾2桁が「製造年」、その前の2桁は「製造週」を示します。

タイヤの製造番号の写真

例えば、4桁の数字が「2412」の場合、製造年週は「2012年24週目」です。
2012年の24週目は6月なので、タイヤの製造時期は2012年6月であることが分かります。

タイヤの交換時期は?

タイヤ交換をする男性の写真

新車を購入したり、タイヤを交換したりして、使用開始後5年以上経過しているタイヤは、できるだけ早く専門店で点検を受けて、継続使用に適しているかどうか確認しましょう。

また、使用開始から5年というのはあくまでも目安であり、品質保証期間・期限を示すものではありません。

使用開始から5年未満であっても、保管方法や使用方法、環境条件などによっては、継続使用に適さない場合もあるので日常的に点検するのが大切です。

例えば、サマータイヤ(夏タイヤ・ノーマルタイヤ)の場合、残り溝が4mm以下であればタイヤ交換時期の目安となります。

スタッドレスタイヤ(冬タイヤ)の場合、残り溝が新品時と比べて50%摩耗すると、積雪のある道路でのグリップ性能は大きく低下するため、交換をおすすめします。

また、溝がしっかり残っていても、トレッド部分にひび割れがあったり、偏った摩耗が見られたりする場合は、継続使用が難しいこともあります。

クルマの部品のなかで、唯一路面と接しているのがタイヤです。

走る・曲がる・止まるなどの基本的な動きは、すべてタイヤを通じて行われているため、快適なカーライフのためにも、月に一回は点検を受け、適切なタイミングで交換するようにしましょう。

タイヤ交換のタイミングについて
詳しい記事はこちら

タイヤの寿命と製造年月日

タイヤは、様々な材料からできたゴム製品です。ゴムの特性は年月が経つにつれて変化するため、タイヤの特性も変化します。

そのため、タイヤの製造年週は、タイヤの寿命や交換時期を考えるときの目安になるのです。

例えば、製造年週から10年以上経過している場合は、新しいタイヤに交換されることをおすすめします。

特に、使用頻度が低いスペアタイヤの場合、外見上は継続使用可能なように見えたとしても、点検を受けると継続使用に適さないと判断されることもあります。

ただし、タイヤの寿命や交換時期は、製造年週だけでなく、保管方法や使用方法、環境条件などによって変化します。

製造年週から10年以内なら必ず使用できるということではないため、注意しましょう。

【注意事項】
ここに記載した10年という年数は、あくまで目安であって、そのタイヤの実際の使用期限(すなわち、継続使用に適していないこと、または安全上の問題があるかもしれないことを示す時期)を示すものではありません。
従って、環境条件・保管条件及び使用方法によって、この年数を経過したタイヤであっても、継続使用に適している場合もあれば、この年数を経過していないタイヤであっても継続使用に適していない場合もあります。10年を経過していないタイヤであっても、上記の環境条件等によっては交換する必要がある場合があることにご注意ください。
また、この10年という年数及びタイヤ販売店等による点検のお奨め時期である使用開始後5年という年数は、いずれも各タイヤメーカー・販売会社・販売店による品質保証期間・期限を示すものでもありません。

タイヤを長持ちさせる方法

運転席の写真

ここからは、タイヤを長持ちさせる方法として、正しいタイヤの保管方法や適切な運転の仕方を紹介します。

タイヤの保管方法とは

新品のタイヤは、正しく保管することで3年間は同等の性能を保つことが確認されています。

下記のグラフは、ブリヂストンもしくはブリヂストン販売会社の倉庫で適正に保管された試験タイヤを使用し、保管期間とWET制動距離の関係をテストしたものです。

【乗用車用サマータイヤ(夏タイヤ・ノーマルタイヤ)】 サマータイヤの試験結果の写真

【乗車用スタッドレスタイヤ(冬タイヤ)】

スタッドレスタイヤの試験結果の写真

タイヤを正しく保管することで、上のグラフのように3年間は同等の性能を保つことができます。

タイヤは紫外線やオゾン、油に弱いため、直射日光・雨水に当たる場所や熱源、電気火花の出る装置の近くに保管するのは避けましょう。

また、室内で保管する場合は、床にタイヤゴムの中の薬品がにじみ出てしまう恐れがあるため、厚手の段ボールなどを下に敷いてください。

適切な運転の仕方とは

タイヤを長持ちさせるには、安全運転を心がけることも大切です。

例えば、急発進・急加速・急旋回・急停止などはタイヤの摩耗につながります。縁石や道路のへこみ、突起物に擦れたり、乗り上げたりするのもタイヤが損傷するため、タイヤの寿命を縮める原因となります。

そして、特に注意してほしいのが、雪道での運転や雨の日の運転です。

雪道は滑りやすいため、アクセルの踏み込みはゆっくりと行い、タイヤを空転させないように注意しましょう。車間距離を十分取り、速度を出しすぎないことも重要です。

タイヤは信頼できるルートで買うことが大切!

ブリヂストンタイヤオンラインストアのスマホ画面の写真

製造年週から長期間経過したタイヤは、定期的にプロによる点検を受けることをおすすめします。

タイヤは、保管方法が悪かったり、製造年月日から長期間経過していたりすると、新品で購入してもすぐにタイヤ交換をしなければならない場合があります。また、取付作業には高い技術と豊富な経験が必要になるという理由からも、信頼性の高い販売店で買うことが大切です。

ブリヂストン タイヤオンラインストアがおすすめ

ブリヂストン タイヤオンラインストアのように、メーカーの直販サイトで販売されるタイヤは、品質管理体制が徹底されています。

ブリヂストンは、1968年に優れた品質管理に与えられる「デミング賞」を受賞しており、その総合的品質管理の取り組みが世界的に認められました。

タイヤ専門店ならではの信じられる品質と任せられる安心感が魅力です。

そのほかにも、ブリヂストン タイヤオンラインストアにはたくさんのメリットがあります。

購入したタイヤの取付はブリヂストン認定のB-select加入店が行うため、高い技術と分かりやすく丁寧な説明で安心できます。

B-selectとは、ブリヂストンのタイヤ専門店「コクピット」「タイヤ館」「ミスタータイヤマン」「ブリヂストンタイヤショップ」の中でも、高い接客・作業品質を保つ店舗のネットワークのことで、加入店は全国で約700店あります。

さらに、タイヤの情報収集はもちろん、購入・決済から取付作業予約までネット上で手軽に行うことができます。
また、取付工賃と「サイズ間違い保証※1」「パンク補償※2」という2つの安心保証がセットになった、オンラインストアならではの価格も注目したいポイントです。

※1 万が一タイヤのサイズを間違えて購入してしまっても、無料で返品・交換ができる。
※2 タイヤがパンクしてしまった際に、購入後60日以内であれば、パンクしたタイヤ1本の交換が無料でできる。

表記の見方が分かるとタイヤ選びもスムーズに

タスマホを触る男性の写真

タイヤの製造年週は、タイヤの交換時期を検討するための目安となります。

タイヤの側面に刻印された4桁の数字から製造年週が分かるので、この機会に確認してはいかがでしょうか。

ただし、タイヤの寿命は製造年週だけで決まるものではありません。

年月の経過以外にも、保管方法や使用方法、環境条件によってタイヤの特性は変化するため、一概に「何年経ったら交換すべき」と言い切ることは難しいのです。

より安全で快適なカーライフのためにも、ご自身でタイヤの日常点検をするとともに、月に一回は専門店でタイヤ点検を受けることをおすすめします。

タイヤ交換を検討する際は、品質管理が徹底されたブリヂストン タイヤオンラインストアをぜひご活用ください。