タイヤの寿命が尽き、新しいタイヤに交換した後は、古いタイヤを処分する必要があります。しかし、廃タイヤの処分方法がわからないという方も多いのではないでしょうか。タイヤは適正処理困難物に指定されており、自治体の普通のごみ回収には出せません。この記事では、廃タイヤの処分方法、依頼できる業者、料金の目安について紹介します。

廃タイヤは何ごみ?知っておくべき処分のルール

廃タイヤの処分は国や自治体のルールに従い、特定の場所へ持ち込む方法が基本です。処分や買い替えに向けて、知っておくべきルールを確認しましょう。

廃タイヤは自治体では回収できない「適正処理困難物」

廃タイヤは、多くの市区町村において粗大ごみとして処分できません。その理由は、環境省によって廃タイヤが適正処理困難物に指定されているからです。適正処理困難物とは、自治体の設備では処理が難しく、専門的なルートでの回収が必要な品目を指します。

そのため、廃タイヤを捨てる際は、タイヤ専門店やカー用品店などに引き取りを依頼する必要があります。廃棄物処理法に基づき、持ち込み時に適正な処分費用を支払って回収してもらうのが一般的な流れです。

ただし、一部の自治体では廃タイヤを粗大ごみとして回収する場合があります。例えば、茨城県のつくばみらい市や取手市では、外径76㎝以内の家庭用タイヤに限り、戸別収集や処理施設への持ち込みによる処分を受け付けています。(執筆時2026年6月時点)

回収の可否や出し方、料金は自治体ごとに異なるため、お住まいの地域のルールを事前に必ず確認してください。

廃タイヤを不法投棄した場合の罰則

廃タイヤの不法投棄は法律で厳しく罰せられます。廃タイヤを粗大ごみとして出したり、空き地や山林に捨てたりすると、不法投棄として廃棄物処理法違反に問われます。個人が不法投棄を行った場合、5年以下の懲役、もしくは1000万円以下の罰金、またはその両方が科される重い罰則があります。

廃タイヤの処分方法

廃タイヤの処分方法

廃タイヤの処分に対応している業者や店舗はいくつかあります。それぞれの特徴を把握して、自分に合った店舗を利用しましょう。

タイヤ専門店に依頼する

タイヤ専門店は、特定メーカーの系列店と幅広いメーカーを扱う店舗に分かれます。専門的な知識を持つスタッフによる総合的な点検が可能で、廃タイヤの処分サービスを実施している店舗が多いのが特徴です。

新しいタイヤへ買い替えるタイミングであれば、処分と同時に交換作業を進められます。

カー用品店に依頼する

カー用品店では、オイル交換やバッテリー交換と合わせて廃タイヤ処分サービスを提供している場合があります。店舗数が多く、日常のメンテナンスのついでに持ち込みやすい点が特徴です。

メーカー純正以外にも幅広いパーツを取り扱い、タイヤ交換やエンジンオイルの交換などの点検も行っています。

ガソリンスタンドに依頼する

日常的に利用するガソリンスタンドは、給油のついでに廃タイヤを持ち込める利便性があります。

タイヤ交換と合わせて廃タイヤの処分サービスを実施している店舗が多く、買い替えを検討中の人に向いています。ただし、処分のみの対応をしていない場合もあるため、事前に店舗へ確認しましょう。

自動車販売店・ディーラーに依頼する

自動車販売店・ディーラーでも、廃タイヤを引き取ってもらえる場合があります。特に新車や中古車を購入するタイミングであれば、サービスの一環として処分を依頼しやすいのが特徴です。

ただし、すべての店舗が対応しているわけではなく、事前の確認が必要です。また、他の処分方法と比べて引き取りにかかる費用が割高になるケースもあるため、持ち込む前に必ず金額を問い合わせておきましょう。

自動車整備工場に依頼する

自動車整備工場は、特定のメーカーに限らず幅広い車種のタイヤ交換や点検に対応しています。車検や定期的なメンテナンスのついでに、廃タイヤの引き取りを依頼できるのが利点です。

ただし、処分のみの持ち込みを受け付けているかは工場によって異なります。そのため、あらかじめ電話で費用や対応可否を確認してから持ち込むとスムーズです。

不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者の最大のメリットは、自宅まで廃タイヤを引き取りに来てくれる点です。重いタイヤを自分で運搬する手間が省けるため、車に積み込むのが難しい場合に適しています。

また、ガレージにあるほかの不用品もまとめて処分できるのも大きな魅力です。ただし、出張費や基本料金が加算されるため、店舗への持ち込みと比べて費用が割高になる傾向があります。依頼する際は、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。

不用品回収業者にタイヤの引き取りを依頼する際のポイント

タイヤ専門買取業者へ売却する

状態のよいタイヤは専門の買取業者へ売却する方法もあります。タイヤ専門買取業者では、主に再利用(リユース)が可能な状態のタイヤを買い取っています。

製造年が新しく溝が十分に残っているものや人気ブランドの製品は、値段がつく可能性が高いです。スタッドレスタイヤのように特定の時期に需要が高まるものも、買取の対象になりやすい傾向にあります。

対応する業者の数は限られますが、処分費用がかからず現金化できる点が大きなメリットです。

廃タイヤの処分にかかる料金

廃タイヤの処分にかかる料金

廃タイヤの処分にかかる料金は地域や店舗によって異なります。同じ系列の店舗でも、地域や店舗の運営方針によって料金が変わるケースもあるので、事前に問い合わせて確認しましょう。

例えば、ブリヂストンの店舗で廃タイヤを処分する場合、料金は1本あたり330〜550円が目安です。

なお、アルミホイール付きタイヤを廃棄する場合は注意が必要です。多くの店舗ではタイヤとホイールを分別して処理するため、上記の処分料金とは別に「タイヤ取り外し工賃」や「廃ホイール処理料」などの追加費用がかかるケースがあります。事前に店舗へ確認しておくとよいでしょう。

不用品回収業者にタイヤの引き取りを依頼する際の注意点

不用品回収業者にタイヤの引き取りを依頼する際は、必要な許可を得ているかを確認します。一般家庭から出た廃タイヤを回収する場合、業者は「一般廃棄物収集運搬業の許可」を持っていなければなりません。

検討している業者のWebサイトに許可番号が明記されているか事前にチェックし、無許可の業者を避けることが不法投棄などのトラブル防止につながります。また、料金が適正か判断するため、複数社から見積もりを取って比較するとよいでしょう。

無料回収をうたう業者に違法業者に注意!

街中や空き地でタイヤの無料回収を宣伝する業者のなかには、一般廃棄物処理業の許可を持たない違法業者が存在します。無許可の業者に処分を依頼すると、山林や道路脇への不法投棄につながるリスクが高まります。また、無許可業者に廃棄物の処分を委託した場合、業者だけでなく依頼者側も罰則の対象となる可能性があります。

思わぬトラブルを避けるためにも、回収業者を利用する際は、一般廃棄物処理業の許可や自治体からの委託を受けているかを必ず確認しましょう。地域の環境を守り、安心して手放すためにも、タイヤの廃棄は必ず適正なルートで行うことが大切です。

タイヤの買い替えを判断するポイント

タイヤを安全に使用するためには、定期的な点検と適切なタイミングでの買い替えが必要です。以下のポイントをチェックし、タイヤの買い替えが必要かどうかを判断しましょう。

残り溝が減りスリップサインが出ている

タイヤの残り溝が1.6mm以下になると、溝の奥にあるスリップサインが表面に露出します。1箇所でもスリップサインが現れたタイヤは、道路運送車両法の保安基準に適合しなくなり公道の走行が禁止されるため、速やかな交換が必要です。

スリップサインが現れていなくても、残り溝が4mm以下になったタイヤは、雨の日のグリップ力が低下し、事故のリスクが高まります。安全に使用するためにも、タイヤの買い替えを検討しましょう。安全のために、サインが出る前に交換の手続きを進めましょう。

ひび割れや傷が目立っている

タイヤの表面にひび割れが発生している場合も、新しいタイヤへ交換するタイミングです。ゴムの劣化が進むと柔軟性が失われ、走行中のバーストといった重大な事故を引き起こす原因になります。

特に側面の深い傷や変形が見られる場合は、内部の構造にダメージが及んでいる可能性があります。

製造年から長期間が経過している

使用開始から5年での点検、製造から10年を超えたタイヤの交換が推奨されます。2000年以降に製造されたタイヤの場合、製造年週はタイヤ側面に刻印された4桁の数字で確認でき、最初の2桁が週、下2桁が西暦の下2桁を表します。

古いタイヤはグリップ力が低下し、スリップ事故のリスクが高まります。長期間が経過したタイヤをお持ちの場合は、早めの買い替えを検討します。

【注意事項】

ここに記載した10年という年数は、あくまで目安であって、そのタイヤの実際の使用期限(すなわち、継続使用に適していないこと、または安全上の問題があるかもしれないことを示す時期)を示すものではありません。

従って、環境条件・保管条件及び使用方法によって、この年数を経過したタイヤであっても、継続使用に適している場合もあれば、この年数を経過していないタイヤであっても継続使用に適していない場合もあります。10年を経過していないタイヤであっても、上記の環境条件等によっては交換する必要がある場合があることにご注意ください。

また、この10年という年数及びタイヤ販売店等による点検のお奨め時期である使用開始後5年という年数は、いずれも各タイヤメーカー・販売会社・販売店による品質保証期間・期限を示すものではありません。

走行距離が寿命の目安に達している

タイヤは走行距離30,000km程度が買い替えの目安とされています。一般的にノーマルタイヤのゴムは5,000km走るごとに約1mm摩耗するといわれており、この距離に達する頃には法律で定められた使用限界(残り溝1.6mmのスリップサイン)に近づくためです。

なお、車の使用環境や走り方によって摩耗の進み方は異なるため、走行距離はあくまで目安とし、定期的に溝の深さを確認することが大切です。

タイヤ交換のタイミングについて詳しい記事はこちら

タイヤを買い替えるならブリヂストン タイヤオンラインストア

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タイヤを買い替える際には、購入から取付作業予約までをオンラインで完結できるブリヂストン タイヤオンラインストアがおすすめです。

ブリヂストン タイヤオンラインストアで購入したタイヤは、店舗へ直接配送してくれるため、自分でタイヤを持ち込む必要がありません。取付店舗はブリヂストンが定める基準を満たした「B-select」加入店なので、スタッフの技術力や品質もご安心いただけます。

さらに、購入したタイヤの取付作業はもちろん、廃タイヤの廃棄サービスもあるため、タイヤを処分する手間を大幅に削減することができ、スムーズなタイヤ交換が可能です。

タイヤ廃棄サービスは、ブリヂストン タイヤオンラインストアでタイヤを購入する際に、オプションとして選択できます。

廃タイヤの処分ルールを守ってスムーズな買い替えを

廃タイヤは適正処理困難物に指定されているため、自治体の普通のごみとしては処分できません。不法投棄などのトラブルを防ぐためにも、自動車販売店やディーラー、タイヤ専門店などを利用し、正しい方法で処分することが大切です。ご自身の状況に合わせて最適な処分方法を選びましょう。

タイヤに交換のサインが見られるなら、処分と同時に新品へ買い替えるのがおすすめです。ブリヂストン タイヤオンラインストアなら購入から交換予約までWEBで完結します。ブリヂストン認定店舗「B-select」でのプロによる作業で、専門店ならではの高品質なサービスをお届けします。ぜひご利用ください。

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