ウォッシャー液は、フロントガラスやリアガラスの汚れを洗い流すための液体です。
ガラス越しの視界を確保し、より安全な走行をするために欠かせない存在ですが、気づかないうちに減っていたということも少なくありません。
「ウォッシャー液はどのタイミングで補充すべきか」「自分で入れてもいいのか」など、疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ウォッシャー液の補充方法や入れ方、価格の目安について分かりやすく解説します。
ウィンドウォッシャー液とは?

ウォッシャー液とは、フロントガラスやリアガラスに付着したホコリ・雨の跡・虫の死骸などを洗い流し、運転中の視界をクリアに保つための洗浄液です。
エンジンルーム内の専用タンクに補充されたウォッシャー液をガラスに吹きつけ、ワイパーを作動させることで、付着した汚れをきれいに拭き取ることができます。
視界の確保に加え、油膜の発生を防ぐ役割もあり、安全かつ快適な走行に欠かせない要素です。
【ウォッシャー液の主な役割】
- フロントガラス・リアガラスの洗浄
- 油膜の予防
- 運転時の視界確保
ウォッシャー液は定期的に補充をしないと必要なときに使えなくなるため、定期的な点検と補充を習慣化することが重要です。
ウィンドウォッシャー液の種類
ウォッシャー液には、使用環境に応じた様々なタイプがあります。代表的なのが「夏用」と「冬用(寒冷地用)」です。
夏用は、通常の走行で使う標準タイプで価格も手頃ですが、氷点下では凍結するため寒冷地では使用できません。
一方で冬用は夏用に比べて価格はやや高めですが、凍結防止成分が含まれており、気温の低い地域に住んでいる方や冬季のドライブに適しています。
そのまま使える「原液タイプ」と、自分で水と混ぜて使う「希釈タイプ」があり、希釈タイプは濃度を調整できる分、コストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。
ほかにも、はっ水効果があるものや洗浄力重視タイプなどがあり、用途に合ったものを選ぶことで、安全で快適なカーライフにつながります。
ウィンドウォッシャー液を補充する頻度

ウォッシャー液を補充する頻度は、半年に1回が目安とされています。
ただし、これはあくまで一般的なケースであり、実際には走行距離や使用する環境によって消費量は大きく異なります。
例えば、高速道路の走行が多い方や虫が多く付着する夏場、泥はねや雪解け水が多い冬場などは、ウォッシャー液の使用頻度が高くなり、その分補充のタイミングも早まるでしょう。
適切なタイミングを逃さないためには、点検を習慣づけることが大切です。
月に一度はウォッシャー液の残量を確認し、常に安全な走行ができる状態にしておきましょう。
特に、季節の変わり目や遠出の前には、液切れがないか確認しておくと安心です。
ウィンドウォッシャー液の補充方法

ウォッシャー液の補充は、クルマのメンテナンスの中でも比較的簡単で、初めての方でも自分で行うことができます。
自分で補充する際は、以下の基本手順に沿って行いましょう。
作業はエンジンが冷えている状態で、安全な場所で行うようにしてください。
【ウォッシャー液を補充する手順】
- ボンネットを開ける
- ウォッシャー液の補充口を見つける
- キャップを開け、ウォッシャー液を注ぎ入れる
- 動作確認を行う
ウォッシャー液の補充口には、噴射マークやウォッシャーのアイコンが描かれていることが多く、比較的見つけやすい構造になっています。
場所が分からない場合は、取扱説明書を確認しましょう。
注ぐ際には、タンク内の「MAX」「FULL」ラインを超えないよう注意してください。
液がこぼれないよう、注ぎ口が小さい車種では漏斗(ろうと)を使うと便利です。
補充が終わったら、実際にワイパー操作をしてウォッシャー液がしっかり噴射されるかを確認して作業は完了です。
ウィンドウォッシャー液を補充する際の注意点

ウォッシャー液を自分で補充する際は、正しく安全に作業するために、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。
- 希釈タイプは適切な割合に調節する
- 異なる種類のウォッシャー液を混ぜない
- 水や家庭用洗剤での代用は避ける など
希釈タイプのウォッシャー液を使用する場合は、パッケージに記載された割合を必ず守りましょう。
そのまま使用するとフロントガラスに白い跡が残ったり、ワイパーの動きに悪影響をおよぼす可能性があります。
一方で、薄めすぎると十分な洗浄効果が得られなくなります。
また、異なる種類のウォッシャー液を混ぜることも避けてください。
混合すると成分の相性によってはノズルの詰まりやポンプの故障を引き起こすリスクがあります。
特に季節の変わり目に夏用から冬用へ切り替える際は、タンク内の古い液を一度使い切り、新しい液のみを補充するようにしましょう。
インターネット上では水や中性洗剤で代用する方法も紹介されていますが、汚れの落ちが不十分だったり、泡立ちすぎて配管やノズルに悪影響をおよぼしたりすることがあり、おすすめできません。
市販のウォッシャー液は、クルマの機構に適した成分で作られており、洗浄力や凍結防止効果、安全性も考慮されています。安心して使うためにも、必ず専用品を選ぶようにしましょう。
ウィンドウォッシャー液の費用の目安

自分で補充する場合、かかるのはウォッシャー液の購入費用のみです。
夏用は300円程度、冬用(寒冷地用)は凍結防止成分が含まれるため、500〜800円程度で購入できます。
容量は2L入りが一般的で、ホームセンターやカー用品店、ガソリンスタンド、ネット通販などで手軽に入手可能です。
また、「自分で補充するのが面倒」「作業手順が不安」という方は、プロによる点検サービスを活用するのもおすすめです。
例えば、タイヤ専門店「タイヤ館」には、無料点検の際にウォッシャー液の残量確認と補充を無料で行う店舗もあります※。
タイヤの空気圧や残り溝などのチェックも同時に行えるため、クルマ全体の点検をまとめて済ませたい方にとっても便利です。
※店舗によってはこれらサービスがない場合もございます。
ウィンドウォッシャー液をはじめとしたクルマの日常点検ならB-select加入店がおすすめ

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クルマの状態をプロの目でチェックしてもらうことで、トラブルを未然に防ぐことができます。
ドライブ前や季節の変わり目には、ぜひお気軽にお近くのB-select加入店をご利用ください。
定期的なウィンドウォッシャー液の補充で快適なドライブを

ウォッシャー液は、運転中にフロントガラスの汚れを取り除き、視界を確保するために欠かせない存在です。
液切れを防ぐためにも、月に一度は残量を確認し、必要に応じて早めに補充しましょう。
ブリヂストン認定のB-select加入店ではウォッシャー液の点検・補充サービスのほか、安全に走行できるようタイヤ点検も無料で行っています。
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