性能の違いが 分かる
クルマに合った おすすめタイヤ
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タイヤの溝の減りは気になりつつも、自分できちんと確かめられるのか、何を使えばいいのか不安に思う方も多いのではないでしょうか。走行の安全性を確保するためにも、定期的に残り溝の確認が大切です。この記事では、硬貨や専用工具を使った測り方やブリヂストンの摩耗診断ツールなどを解説します。タイヤの状態を正しくチェックしましょう。
タイヤの溝は、排水性やブレーキをかける力、操縦の安定性を保つ役割を持っています。この溝の減りはパッと見ただけでは分かりにくく、確認の仕方を知らないまま運転をしている方も少なくないのでしょうか。
溝が摩耗して浅くなると排水性能が低下し、特に雨天時にはスリップやハイドロプレーニング現象が起こりやすくなるため注意が必要です。タイヤの残り溝が1.6mmになると、溝内に設けられたスリップサインが露出し、タイヤが使用限度に達したことを示します。なお、タイヤ側面にある三角マークは、スリップサインの位置を示す目印です。
スリップサインが1箇所でも出たタイヤは、使用してはいけないことが道路運送車両法の保安基準(※)により定められています。そのため、車検にも合格できなくなります。
ほかの部分では残り溝が十分に残っていたとしても、1箇所でもスリップサインが出たときは、安全性の低下だけでなく法律や車検の基準にも関わるため、速やかにタイヤを交換しましょう。
※出典:国土交通省「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2025.1.10】」
※実際の商品でのスリップサインの位置は三角マークの延長線上の位置から多少ずれる場合があります。
スタッドレスタイヤ(冬タイヤ)の場合は、上記に加えて注意すべき点があります。タイヤ溝の深さが1.6mm以上残っていたからといって、必ずしも本来のタイヤ性能を維持できているとは言い切れないからです。
スタッドレスタイヤの残り溝については、スリップサインだけではなく、プラットホームという別のサインの確認が必要です。プラットホームとは、新品タイヤが50%摩耗したことを示す段差で、スタッドレスタイヤとしての使用限度を示します。
プラットホームが露出したタイヤで走行すると、ブレーキ性能が悪化したり、雪路・シャーベット路での走行時にスリップしたりしてしまう可能性が高まります。
つまり、スリップサインが出ていないタイヤも、プラットホームが露出している場合は、スタッドレスタイヤとしては使えないということです。
プラットホームは、タイヤサイド部の周上4ヶ所に90度間隔に表示された矢印(↑)が示す接地面の溝内部にあります。冬の道路を安全に走行するためにも、走行前の日常点検では、スリップサインとプラットホームの両方をしっかりと確認しましょう。
専用の工具がなくても、お財布に入っている硬貨を使えば今すぐタイヤの溝の深さをチェックできます。タイヤの変化にいち早く気づくための最初のステップとして役立ちます。
しかし、この方法を使う際にはいくつかの注意点があります。
最も重要な点として、硬貨を使った方法は、あくまで簡易的な目安であり「正確な測定ではない」と理解しておくことが必要です。
タイヤの溝は、排水性能・駆動力・制動力・操縦安定性の維持または向上といった、車の安全性を保つ重要な役割を担っています。したがって、正確な測定はタイヤ専門店など点検を依頼することをおすすめします。
これらの点を踏まえたうえで、硬貨を使った残り溝の測り方を見ていきましょう。
サマータイヤ(ノーマルタイヤ・夏タイヤ)の溝をチェックする際は、5円玉を使います。やり方はとても簡単で、5円玉をタイヤの溝に対して垂直に差し込むだけです。
このとき、差し込んだ5円玉の「五」の文字がどれくらい見えるかで、タイヤの摩耗具合を2段階で確認することができます。
差し込んだ状態でも「五」の文字の三画目の横線部分が見える場合、残り溝は約4mmまで減っているサインです。摩耗によってタイヤの性能が低下し始める目安となります。この状態に気づいたら、そろそろタイヤ交換の時期だなと検討を始めましょう。
もし溝が浅くて深く差し込めず、「五円」という文字がすべて見えてしまったら要注意です。これは残り溝が約1.6mm以下になっており、タイヤの限界を知らせるスリップサインが出ているのと同じ状態の目安となるため、すぐにタイヤの交換が必要です。
10円玉を使うのも手軽です。硬貨に書かれた「10」の数字を下に向けて、タイヤの溝へ直接差し込んでみてください。「10」の文字が隠れずすべて見えてしまったら、溝が基準の1.6mm未満まで減っている可能性が高いサインとされています。
スタッドレスタイヤの場合は、100円玉を使った確認が便利です。100円玉を横に向けて、溝の奥まで真っ直ぐに差し込んでみてください。
真横から見て「1」の文字が見えてしまうなら、溝の深さが新品時の半分である約5mm以下まで減っている証拠とされています。
なお、スタッドレスタイヤは、プラットホームが露出すると冬用タイヤとしての使用ができません。100円玉で摩耗が進んでいることに気づいたら、プラットホームの状態も確認し、タイヤ交換を検討し始めましょう。
硬貨を使ったタイヤの溝の測り方は前章でお伝えしましたが、より簡単にチェックできる便利なツールがあります。それは、ブリヂストンが提供する摩耗診断ツール「スマホで簡単!タイヤの溝チェック!」です。
AIがスマホで撮影したタイヤの写真をもとに、タイヤの摩耗状態を診断するため、誰でも簡単にタイヤの残り溝を測ることができます。使い方は、以下の通りです。
1.カメラ付きのスマートフォンで「スマホで簡単!タイヤの溝チェック!」にアクセスする
2.案内に従って進み、撮影画面が出たらタイヤの両端を黄色い枠に合わせて撮影する(タイヤを枠に合わせると自動で撮影してくれるオートシャッター機能もあり)
3.タイヤの種類を選択(夏タイヤ・冬タイヤ)する
4.タイヤ溝の深さに応じて「良好」「注意」「警告」の3段階で擦り減り度合いが表示される
【例1】夏タイヤ:良好
【例2】夏タイヤ:注意
【例3】冬タイヤ:良好
「注意」や「警告」が表示された方や、車検に通るか少しでも不安がある方は、タイヤ点検や交換を検討し、タイヤ専門店へ相談に行くのが安心です。
ブリヂストン タイヤオンラインストアなら、スマホの溝チェックのあとそのままオンラインで簡単にタイヤを購入できます。タイヤの取付作業予約も同時に行えるため、お急ぎの場合も便利です。さらに詳しい点検を希望される方は、ブリヂストンのタイヤ販売店で専門スタッフにご相談ください。
※スマートフォンでご利用いただけます。
※本サービスは、お客様がスマートフォンで撮影された画像のみで簡易的にAIが診断を行うため、この判定が安全な走行を前提とした継続使用の可否、交換の必要性を、必ずしも保証するものではございません。診断後、タイヤ販売店での点検をおすすめいたします。
※本サービスは、ウェブサイト上のサービスであり、随時通信料が発生します。
硬貨やスマホツールでの確認は便利ですが、いざ交換が必要か迷ったときは、より正確な数値を知りたくなるものです。ここで頼りになるのが工具を用いた計測です。ミリ単位で残量をチェックするポイントを押さえておきましょう。
正確な数値を把握したい場合は、ノギスと呼ばれる測定工具を使うとよいでしょう。目分量での判断に不安が残る方にとって、数値ではっきり分かるのは心強いポイントです。
使い方は、ノギスのお尻にある「デプスバー」という細長い部分をタイヤの溝へ垂直に差し込みます。そのまま可動部のスライダーを動かして目盛りを読むだけで、ミリ単位の深さが分かります。ノギスはホームセンター等で手軽に入手可能です。
専用ツールであるタイヤ溝ゲージ(デプスゲージ)を使えば、ミリ単位の数値で正確な溝の深さが分かります。操作自体はとてもシンプルなので、車のメンテナンスに不慣れでも迷う心配はありません。
ゲージの先端をタイヤの溝に対して垂直にあて、目盛りの部分を底までスライドさせるだけで簡単に計測可能です。このとき、溝の底が少し盛り上がっているスリップサインの部分は避けて測るのが、正しい残量を知るコツです。
タイヤの溝が減っていると気づいたとき、そのまま走り続けるか迷う方は多いのではないでしょうか。溝が浅い状態を放置すると、法的な基準と日々の安全という2つの面で大きな支障が出る恐れがあります。
タイヤの残り溝が1.6mm以上なければ、道路運送車両法に基づく「道路運送車両の保安基準」を満たさず車検に通りません。タイヤ溝の深さは車検において重要なチェックポイントであり、タイヤの接地部の全幅にわたって滑り止めのために施されている凹部のいずれの部分においても1.6mm以上の深さを有することが求められています。
ここは安全面だけでなく、公道を走るルールとして確実にクリアしなければならないラインです。また、整備不良で道路交通法に違反し、違反点数および反則金の対象になる可能性があるため注意が必要です。
溝が減ってくると安全面で大きなリスクを伴います。タイヤの溝は、一見すると単なるデザインのようにも思えますが、以下のような重要な役割を担っています。
特に雨の日の高速道路などでは、摩耗したタイヤを装着したまま走行していると、タイヤと路面の間の水をかき出す力(排水性能)が低くなります。
するとタイヤが浮いた状態となり、ハンドルやブレーキが効かなくなる「ハイドロプレーニング現象」が発生しやすくなるなど、大きな事故につながるリスクが生じます。
タイヤ交換の基準は、溝の深さだけではありません。安全に走り続けるために、溝以外にも併せて確認しておくべき重要なチェック項目を解説します。
溝の深さだけでなく、ゴムの表面状態も忘れずに見ておきたい部分です。溝が十分に残っていても、劣化が進んでいれば決して安全とはいえません。
タイヤの側面や溝の底に、ひび割れやえぐれたような傷がないかを確認しましょう。深いひび割れは、走行中にタイヤが突然破裂するバーストの原因になる恐れがあります。目で見てわかるほどのひび割れや傷を見つけたら、まずは一度プロの点検を受けておくのが安心です。
「偏摩耗」とはタイヤの接地面が均等に減らず、一部だけが異常にすり減る現象です。主に空気圧の過不足や、車体の足回りのズレが原因で起こるとされています。
偏摩耗を放置すると、タイヤ本来の寿命より早く交換が必要になるだけでなく、走行中の振動や騒音といった悪影響にもつながる場合があります。溝を測る際は中心部だけでなく外側や内側もチェックし、片側だけ減りが早いと感じたら早めにプロの点検を受けておきましょう。
溝の深さの確認とあわせて見ておきたいのが、タイヤに入っている空気の量です。ここが適正な状態でないと、せっかく溝が十分に残っていてもタイヤの寿命を縮めてしまいかねません。
空気圧が不足すると、偏摩耗や摩耗ライフの低下、操縦安定性や燃費の低下などを招くほか、タイヤの損傷につながる原因の一つとなります。一方、空気圧が高すぎる場合も、衝撃を吸収する能力が低下し、傷や偏摩耗が生じやすくなります。
月に1回程度を目安に、ガソリンスタンドやタイヤ専門店などで指定の数値に調整しておくことがおすすめです。
溝の深さだけでなく、タイヤの側面にコブのような膨らみがないかも目視で確認したいポイントです。ここに変形がある場合、内部のコードが切断されている「ピンチカット」と呼ばれる状態の可能性が高くなります。
縁石への乗り上げなど、強い衝撃を受けた際に起こりやすい症状です。このまま走り続けると走行中にタイヤが破裂する危険性があります。見つけた場合は速やかに新しいタイヤへ交換してください。
タイヤのゴムは時間の経過とともに徐々に硬くなっていきます。一見すると溝が十分に残っているように見えても、ゴムが硬化していれば本来のグリップ力を発揮できません。
特に冬場に使うスタッドレスタイヤは、氷雪路で止まるためにゴムの柔らかさが重要です。硬さを正確に測るには専用の硬度計が必要となるため、見た目では判断が難しい部分と言えます。溝の深さを確認するタイミングで、店舗でプロに依頼すると確実です。
タイヤの寿命を延ばし、不要な出費を抑えるためには、日ごろから少しの心がけを取り入れるだけで大きな違いが出ます。
<タイヤを長持ちさせるコツ>
まず重要なのが、指定された適正空気圧を常に保つことです。車ごとに推奨される空気圧は異なり、この数値に従うことでタイヤの摩耗や燃費の悪化を防ぐ効果が期待できます。特に長距離ドライブや季節の変わり目など、空気圧の変動が予想されるシーンでは小まめにチェックと調整を心がけると良いでしょう。
また、タイヤの位置を前後で入れ替える、タイヤローテーションを定期的に行うことも重要です。5000kmの走行を目安に、ローテーションを取り入れることで、タイヤの摩耗が均一になり、耐用年数を引き延ばすことができるでしょう。
さらに、運転の仕方もタイヤの寿命に大きく影響します。急発進や急ブレーキを避け、ゆったりとした運転を心がけることが、車への負担を減らし、タイヤの消耗を遅らせることにつながります。
硬貨や工具を使えば、タイヤの溝の状態は自分でも手軽に確認できるでしょう。ただし、偏摩耗や細かなひび割れなど、慣れていないと見落としやすいポイントもあります。安全なドライブのためにも、車検前だけでなく定期的にタイヤの状態を確認し、ご自身で判断が難しい場合はプロによる点検を受けると安心です。
ブリヂストンの認定店舗「B-select」では無料でタイヤ点検を行っているため、タイヤの状態が気になるときはお気軽にお立ち寄りください。「B-select」は、ブリヂストンが定めた基準をクリアし、高い接客品質と作業品質を保つ店舗のネットワークです。全国に800店舗以上展開されているため、自宅や職場の近くでも利用しやすい店舗を探せます。タイヤ選びに迷っている場合は、購入前に店舗への相談予約もできるため、必要に応じてご活用ください。
点検の結果、タイヤ交換が必要になった場合は、タイヤの購入から取付作業の予約までを同時に行うことができる、ブリヂストン タイヤオンラインストアのご利用をおすすめします。購入したタイヤは取付店舗へ直送されるため、自宅で受け取ったり店舗まで持ち込んだりする手間がかかりません。タイヤ交換をスムーズに進めたい方は、ぜひご活用ください。