愛車をきれいに保つためには、定期的な洗車が必要です。

中でも自宅でできる手洗い(セルフ)洗車は、細かい部分まで丁寧に洗えるため、洗車機では落としきれない汚れもきれいに取り除くことができます。

しかし、「どんな道具をそろえればいいの?」「自分で洗うときのやり方は?」など、悩む方も多いのではないでしょうか。

この記事では、手洗い洗車のためにそろえておきたいアイテムや正しい洗い方、押さえておきたいコツについて紹介します。

洗車にはどんな方法がある?

洗車道具の写真

クルマの洗車方法には、大きく分けて「洗車機を利用する方法」と「手洗い(セルフ)で行う方法」の2つがあります。​

それぞれにメリット・デメリットがあるため、目的に応じて使い分けることが大切です。

洗車方法 メリット デメリット
手洗い ・クルマの状態が把握しやすくなる
・細かいところまで洗える
・時間と体力が必要
・作業場所を探す必要がある
・道具をそろえる必要がある
洗車機 ・手軽に洗える
・洗車コースを選択できる
・費用がかかる
・細かい部分の汚れが残る可能性がある
・車体サイズによっては利用できない場合もある
洗車方法 メリット デメリット
手洗い ・クルマの状態が把握しやすくなる
・細かいところまで洗える
・時間と体力が必要
・作業場所を探す必要がある
・道具をそろえる必要がある
洗車機 ・手軽に洗える
・洗車コースを選択できる
・費用がかかる
・細かい部分の汚れが残る可能性がある
・車体サイズによっては利用できない場合もある

手洗い洗車は、外装だけでなく車内もきれいにしようという意識も高まるため、愛車を長く快適に乗り続けたい方におすすめです。​

一方で、時間や場所が限られている場合は、洗車機の活用も効率的な選択肢となります。
どちらの方法も上手に使い分けながら、快適な環境を保ちましょう。​

クルマを手洗いする際にそろえておきたいアイテム

クルマの窓を拭く様子

​クルマを手洗い(セルフ)洗車する際には、まず使用するアイテムをそろえることが大切です。

​続いては、車外の洗車と車内の清掃、それぞれに必要な基本アイテムと、選び方のポイントを紹介します。

車外を洗うためのアイテム

​クルマのボディやタイヤをきれいに保つためには、以下の道具があると便利です。

アイテム 用途 どんなものがおすすめ?
スポンジ・ブラシ ボディやホイールの洗浄 柔らかめのものを、ボディとホイールで別で用意しておく
グローブ ボディやホイールの洗浄(手に装着して使用) 水切れの良いものを、ボディとホイール別で用意しておく
バケツ カーシャンプーの泡立て 容量10L以上で安定感のあるもの
カーシャンプー ボディの洗浄 中性タイプで泡立ちが良いもの
ボディ用コーティング剤 洗車後のボディ保護 はっ水性に優れたポリマータイプがおすすめ
タイヤワックス タイヤの保護とつや出し 水性:劣化を抑えたい方向け
油性:しっかりとしたつやを求める方向け
ホース 洗い流し(すすぎ) シャワーヘッド付きやリール式で水流を調整しやすいもの
拭き上げ用のクロス ボディやホイールの拭き取り 傷つけにくく吸水性の高いマイクロファイバータオル
脚立 高所(ルーフなど)の洗浄 安定感のある折りたたみ式が便利
アイテム 用途 どんなものがおすすめ?
スポンジ・ブラシ ボディやホイールの洗浄 柔らかめのものを、ボディとホイールで別で用意しておく
グローブ ボディやホイールの洗浄(手に装着して使用) 水切れの良いものを、ボディとホイール別で用意しておく
バケツ カーシャンプーの泡立て 容量10L以上で安定感のあるもの
カーシャンプー ボディの洗浄 中性タイプで泡立ちが良いもの
ボディ用コーティング剤 洗車後のボディ保護 はっ水性に優れたポリマータイプがおすすめ
タイヤワックス タイヤの保護とつや出し 水性:劣化を抑えたい方向け
油性:しっかりとしたつやを求める方向け
ホース 洗い流し(すすぎ) シャワーヘッド付きやリール式で水流を調整しやすいもの
拭き上げ用のクロス ボディやホイールの拭き取り 傷つけにくく吸水性の高いマイクロファイバータオル
脚立 高所(ルーフなど)の洗浄 安定感のある折りたたみ式が便利

カーシャンプーやコーティング剤、タイヤワックスは、様々なタイプのものが市販されています。

用途や好みに合わせて選びましょう。

※店舗によって取り扱う商品は異なります。

車内をきれいにするためのアイテム

続いては、クルマの車内をきれいにするためのアイテムを紹介します。

アイテム 用途 どんなものがおすすめ?
ハンディクリーナー シートやフロアの清掃 ・コードレスタイプのもの
・狭い隙間にも届くノズル付きが便利
拭き上げ用のクロス ダッシュボードや窓の清掃 傷つけにくいマイクロファイバー製のもの
モップ ホコリの除去 ハンディタイプで伸縮式のものが便利
アイテム 用途 どんなものがおすすめ?
ハンディクリーナー シートやフロアの清掃 ・コードレスタイプのもの
・狭い隙間にも届くノズル付きが便利
拭き上げ用のクロス ダッシュボードや窓の清掃 傷つけにくいマイクロファイバー製のもの
モップ ホコリの除去 ハンディタイプで伸縮式のものが便利

マイクロファイバークロスは、車内・車外のどちらの清掃にも使用できるため、複数枚を用意しておくのがおすすめです。

※店舗によって取り扱う商品は異なります。

クルマをセルフで洗うやり方

洗車道具の写真

ここからは、クルマを手洗い(セルフ)洗車する際の基本的な手順について、具体的に説明します。

①クルマのボディ全体の汚れを落とす

最初に行うのは、砂やホコリ、泥といった大きな汚れを水でしっかりと洗い流す作業です。

ホースを使い、車体全体を上から下へ流すように意識しましょう。
脚立を使えば、普段見えにくいルーフの汚れも取り除けます。

汚れをしっかり落としておかないと、次のステップに進んだときに擦り傷がつくことがあるため、しっかりと水洗いするのがポイントです。

②カーシャンプーでボディを洗う

次に、バケツに適量のカーシャンプーを入れ、勢い良く水を注いでしっかりと泡立てましょう。
きめ細かな泡を作ることで、ボディに優しく、効率的に汚れを落とせます。

柔らかいスポンジやマイクロファイバーグローブに泡を取ったら、車体の上から下へと順に洗っていきます。

上から下に動かしながら汚れを落とすことで汚れが残ったり、ムラになったりしにくくなります。

③泡が残らないようしっかり洗い流す

カーシャンプーの洗浄が終わったら、再度上から下に向かってホースで水をかけ、泡や洗剤が完全に流れ落ちるまで丁寧にすすぎましょう。

ボディに泡が残っていると、シミの原因になるため、注意したいポイントです。

④水気を拭き取り、コーティングをする

すすぎが終わったら、すぐに吸水性の高いマイクロファイバークロスで水気を拭き取ります。

水滴を放置するとウォータースポット(水滴の斑点のような白いシミ)ができやすくなるため、乾く前に素早く丁寧に拭き上げましょう。

特に、ドアの隙間やサイドミラーの付け根、給油口、ボンネットの継ぎ目などは、水が溜まりやすいため、入念に拭き上げてください。

その後、ボディ用のコーティング剤を使用すると、つや出しと汚れ防止につながります。
コーティング剤によっては拭き取り前に使うタイプもあるため、事前に説明書を確認して正しく使用しましょう。

⑤タイヤ・ホイールも忘れずに洗おう

最後に、タイヤ・ホイールの洗浄を行います。

ボディと同じスポンジを使うと汚れが移ってしまうため、別のブラシやスポンジを用意するのが理想です。

中性洗剤を使い、汚れを優しく落とすことを心がけましょう。

基本的な洗い方の手順は、ボディと同じです。
洗浄後は、タイヤワックスを塗布してゴムの劣化防止とつや出しを行うと、より美しく仕上がります。

タイヤの正しい洗い方やタイヤワックスの使用方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

タイヤの洗い方について
詳しい記事はこちら

タイヤワックスについて
詳しい記事はこちら

クルマを手洗いする際のコツ

洗車の様子

ここでは、クルマを手洗い(セルフ)洗車する際に押さえておきたいコツを紹介します。

洗車するなら日差しが強すぎない日がおすすめ

洗車をするなら、曇りの日や午前中の早い時間など、直射日光を避けられる時間帯を選びましょう。

日差しの下で洗車をすると、水やカーシャンプー、コーティング剤がすぐに乾燥してしまい、シミやムラの原因になります。
特に黒系のボディカラーは熱を吸収しやすく、ウォータースポットができやすいので注意してください。

ガレージ・カーポートなど日陰のある場所で行うのもおすすめです。

洗車は月に1回程度

洗車の頻度は、一般的には月に1回が目安とされています。

ただし、屋外駐車場に止めている場合や、雨天時の走行が多い季節などは、車体が汚れやすいため、よりこまめな洗車をおすすめします。

洗車でボディやタイヤに傷やひび割れを見つけたらプロに点検を依頼しよう

タイヤ点検の写真

手洗い(セルフ)洗車中は、普段は気づきにくいボディやタイヤの小さな傷、ひび割れ、劣化などを発見できる良い機会でもあります。

タイヤのひび割れや摩耗を見つけた場合、そのままにしてしまうと走行中のバーストなど重大なトラブルにつながる可能性があるため、できるだけ早くプロに点検を依頼しましょう。

ブリヂストン認定の「B-select」加入店では、空気圧や残り溝、ひび割れ、傷、偏摩耗などの無料点検を実施しています。
また、オプションサービスとしてアライメント測定や防錆コーティング、タイヤ廃棄なども行っており、調整から廃棄まで幅広い対応が可能です。

セルフ洗車で愛車の異常を発見した際は、ぜひB-selectでの点検をご検討ください。

手洗い洗車とプロの点検を組み合わせてクルマの美しさと快適さをキープしよう

クルマの写真

手洗い(セルフ)で洗車をする際には、カーシャンプー、柔らかいスポンジ、吸水性に優れたマイクロファイバータオルなどの道具をそろえ、直射日光が当たらない場所で行うと、シミやムラを防ぐことができます。

セルフ洗車中にタイヤやボディに傷や異常を見つけた場合は、早めにプロの点検を受けましょう。

ブリヂストン認定の「B-select」加入店ではカーライフをサポートする点検サービスを提供していますので、ぜひお気軽にご相談ください。

定期的な洗車はもちろんのこと、タイヤの点検も忘れずに行い、安全で快適なドライブを楽しみましょう。