雪道や凍結路で安全に運転したいけれど、スタッドレスタイヤ(冬タイヤ)の交換時期や、ノーマルタイヤ(夏タイヤ)への替え時がわからない方も多いのではないでしょうか。この記事では、夏用から冬用、冬用から夏用のタイヤの交換時期やスタッドレスタイヤが安い時期などを解説します。

ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤへの交換時期

スタッドレスタイヤへの交換は降雪・積雪が予想される9月〜11月が一般的です。初雪が降る約1ヶ月前が交換の目安になります。

地域差や年による気温の変動があるため、平年値や最新の天気予報にも注目しつつ交換時期を検討しましょう。

スタッドレスタイヤからノーマルタイヤへの交換時期

スタッドレスタイヤからノーマルタイヤへの交換時期

夏タイヤへの戻しは降雪がほぼなくなる3月中旬〜4月、積雪地帯は4月〜5月が一般的です。気温が7℃以上になるタイミングがひとつの目安となります。これはゴムが硬化せず、夏タイヤの性能が十分に発揮できる温度だからです。この温度帯が継続しているようであれば、交換を進めて問題ありません。

気象庁が公表している平年の降雪や結氷の終日を参考にすると、地域ごとの雪や凍結の終わる時期を把握できます。

過去に使っていたノーマルタイヤを再度使うことはできる?

過去に使用した夏タイヤを再度使用するかどうかは、タイヤの状態に左右されます。

<再使用前に確認したいタイヤの状態>

  • 使用開始から5年以上経っているか
  • スリップサインが見られるか
  • ひび割れや偏摩耗があるか

まず、タイヤの側面に刻まれている製造年週(4桁の数字)を確認しましょう。製造から年数が経っているタイヤや、使用開始から5年以上経っているタイヤは、ゴムの劣化が進んでいる可能性があるため、日常点検に加えて専門店での点検をおすすめします。

過去に使っていたノーマルタイヤを再度使うことはできる?

また、タイヤのスリップサインの確認も必要です。スリップサインとは、タイヤの使用限度を示すサインです。残り溝が1.6mmになると現れ、1カ所でも露出したタイヤは法律上、装着・走行することができません。夏タイヤは、法定上の使用限度は残り溝1.6mmですが、安全面を考えると残り溝4mm以下での交換がおすすめです。

過去に使っていたノーマルタイヤを再度使うことはできる?

また、使用前にひび割れや偏摩耗がないかも確認し、安全性をしっかりチェックしましょう。タイヤの交換時期や、ひび割れ・偏摩耗など交換を見極めるサインについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

タイヤの交換時期について詳しい記事はこちら

取り外したスタッドレスタイヤの保管方法

外したスタッドレスタイヤは、汚れをしっかり落として十分に乾燥させてから保管しましょう。直射日光や雨、熱源を避けた涼しい場所が理想です。

さらに、ゴムの劣化を防ぐためにフィルムやビニール袋で包むか、専用カバーなどで覆っておくと長持ちします。ホイール付きの場合は平積みにし、縦置きによる偏形を避けるのがおすすめです。

取り外したスタッドレスタイヤの保管方法

適切な保管はタイヤの耐久性を高め、次シーズンも安心して使えます。

なお、自宅にスペースがない場合は、ディーラーやカー用品店のタイヤ預かりサービスを活用するのも賢い選択です。

タイヤの正しい保管方法について詳しい記事はこちら

スタッドレスタイヤの寿命は?どのくらい擦り減ったら交換が必要?

スタッドレスタイヤは、溝の深さが新品時の50%程度まで減り、プラットホームが1箇所でも露出すると冬道での性能が低下するため、冬タイヤとして使用できません。プラットホームとは、スタッドレスタイヤの摩耗状態を確認するための目印で、これが溝と同じ高さに現れると冬道での性能が低下しているサインです。

また、残り溝が1.6mmに達してスリップサインが出ている場合は、一般道での使用もできません。あわせて、ひび割れや傷、偏摩耗、ゴムの硬化がないかも確認しましょう。自分で判断が難しい場合は、専門店で点検してもらうと安心です。

スタッドレスタイヤの寿命について詳しい記事はこちら

スタッドレスタイヤへ交換するときのコツ

スタッドレスタイヤへ交換する際は、本格的に寒くなる前に早めに準備を進めることが大切です。繁忙期はタイヤ交換の予約が集中しやすく、店舗によっては工賃が割増になる場合もあります。早めに準備することで希望する日時で予約を取りやすくなり、交換費用を抑えられる可能性もあります。

また、早めに交換しておけば、突然の降雪や路面凍結にも備えやすくなるため、冬のドライブを安心して迎えられます。

スタッドレスタイヤに関するよくある質問

ここでは、スタッドレスタイヤに関してよく寄せられる質問に回答しています。疑問解消にお役立てください。

Q.スタッドレスタイヤは夏でも使える?

A.スタッドレスタイヤは夏も走行可能ですが、夏タイヤへの交換をおすすめします。スタッドレスタイヤはゴムが柔らかいため夏場は摩耗が進みやすく、乾いた路面や濡れた路面では夏用タイヤに比べて制動距離が長くなる傾向があるためです。安全かつ経済的に走るためにも、夏場では夏用タイヤを使用しましょう。

夏にスタッドレスタイヤの使用について詳しい記事はこちら

Q.スタッドレスタイヤは慣らし走行をしたほうがいい?

A.はい、必要です。本来のグリップ性能を発揮させ安全に走行するため、新品交換後は時速60km以下で200km以上の慣らし走行を行いましょう。タイヤの表皮が剥がれて路面に馴染むだけでなく、交換前後の性能差に運転感覚を慣らす効果もあります。

適切なタイヤ交換で、一年中安心・快適なドライブを

スタッドレスタイヤから夏タイヤへの交換は、3月〜5月頃が目安となります。スタッドレスタイヤは、溝深さが新品時の50%に減り、プラットホームの露出が見られたらの寿命のサインです。適切なタイミングでの交換や日頃の状態チェックを心がけ、安全なドライブを続けましょう。

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