これまで愛車に合うタイヤを選ぶときに困った経験はありませんか?

タイヤ一覧を見てみると、「エコタイヤ」「コンフォートタイヤ」「スタッドレスタイヤ」などの種類があり、名前だけではどういった特徴があるのか分からず迷ってしまいますよね。

また、「なんとなくタイヤの種類は決まっているけれど、自分のクルマに合うサイズがわからない」「タイヤの寿命はどれくらいなのだろう?」といった疑問も出てくるでしょう。

そんなお悩みを解決するために、この記事では、タイヤの役割や種類、サイズの見方、タイヤの寿命や交換サイクルなど、タイヤ選びのために知っておくべきポイントを解説します。

タイヤの役割

タイヤの写真

それではまず、タイヤにはどのような役割があるのかを説明します。

タイヤは、クルマの部品の中で、唯一路面に接する保安部品です。

ドライバーと同乗者の安心・安全を守るため、タイヤには主に以下の5つの役割があります。

  • 車両の重量を「支える」:車体や乗員・荷物などの重量を支えます。
  • 駆動力・制動力を「伝える」:エンジンやブレーキのパワーを速やかに路面に伝え、クルマを進めたり止めたりします。
  • 路面からの衝撃を「やわらげる」:路面の凹凸によって発生する衝撃を吸収し緩和します。
  • 進行方向へ「曲がる」:車両の曲げる力を地面に伝えます。
  • 情報と「つながる」:車両のデジタル技術の発展、タイヤへのセンシング技術適用により、将来様々な情報とつながっていきます。

タイヤの性能

ブリヂストンでは、「タイヤの役割」を果たすことに加えて、以下7つの性能が重要だと考えています。

7つの性能の図
性能 詳細
直進安定性 横風や路面の影響によるクルマのふらつきを抑え、安定してまっすぐ走ろうとする性能
ドライ性能 乾いた路面で、安全に止まり、スムーズに曲がることができる性能
ウェット性能 雨などで濡れている路面で、安全に止まり、スムーズに曲がることができる性能
低燃費性能 タイヤが転がりやすい→アクセルを踏む量が少なくなる→燃料消費が少なくなる。つまり、タイヤを転がりやすくする性能
ライフ性能 使用限度までの走行距離を長くする性能
静粛性 タイヤが路面に接することで発生する音を抑える性能
乗り心地 路面からの振動がクルマに伝わることを抑え、乗り心地を良くする性能

性能の違いを理解し、ドライバーや同乗者がタイヤで特に重視する性能は何かを考え、ご自身のカーライフに合ったタイヤを選ぶことで、快適な乗車体験ができるようになります。

タイヤの種類

タイヤの種類

「タイヤの種類」という言葉でどれだけの種類が思い浮かぶでしょうか?

タイヤは使用シーズンや性能、適合車種などによって種類分けすることができます。

また、ひとことでタイヤと言っても種類によって様々な特徴があります。

ここからは、タイヤにはどのような種類があるのかを詳しく紹介します。

季節や気候条件に適応したタイヤ

  • サマータイヤ(夏タイヤ・ノーマルタイヤ):新車時に標準装着されているタイヤです。 乾いた路面や濡れた路面での走行に適したタイヤで燃費性や安定性などに優れています。ほかにも、泥濘地(でいねいち)での走行を考慮したタイヤも含まれます。
  • スタッドレスタイヤ(冬タイヤ):冬のカーライフを支えるタイヤです。雪道や凍結路で滑らず、安全に走るために開発された冬用タイヤです。

サマータイヤ、スタッドレスタイヤは、それぞれの時期の特性を捉えて高い効果を発揮するため、使用するシーズンごとに履き替えることを推奨しています。

特に、降雪地帯に住む方は、雪が降る前にスタッドレスタイヤを準備・交換して備えましょう。

一方で非降雪地帯に住む方も、突然の積雪や路面凍結に備えるために、冬の時期はスタッドレスタイヤへの交換をおすすめします。

スタッドレスタイヤからサマータイヤへの履き替えは、降雪が終わる頃(一般的には3月中旬からゴールデンウィークまでの間)が目安となっています。

夏にはサマータイヤを、冬にはスタッドレスタイヤを選ぶことでドライブをより安全で快適なものにしてくれます。

ブリヂストンが扱うスタッドレスタイヤには、「BLIZZAK(ブリザック)」ブランドがあります。

雪道や凍結路を走り慣れていない方にもおすすめのタイヤです。

タイヤは、性能ごとでも分類されます。タイヤにはどのような性能があるかを確認しましょう。

性能に焦点を当てたタイヤ

ここでは、コンフォートタイヤ、スポーツタイヤ、エコタイヤ(低燃費タイヤ)の性能について紹介します。

コンフォートタイヤ

静粛性や乗り心地の快適さを重視したタイヤです。

ブリヂストンではコンフォートタイヤとして「REGNO(レグノ)」ブランドがあります。REGNO(レグノ)は静粛性や乗り心地、運動性能などを高次元でバランスさせたタイヤで、静かで快適な車内空間を追求するために、サイレントテクノロジーというブリヂストン独自の技術が搭載されています。

車内で音楽をよく聴かれる方、車内での会話を楽しみたい方、ロングドライブでも快適に移動したい方におすすめです。

スポーツタイヤ

グリップ性能と、急発進や急加速、コーナリングなどの運動性能に特化して開発されたタイヤで、スポーツカー以外にも幅広い車種に対応できるよう展開されています。

ブリヂストンで展開しているスポーツタイヤは、「POTENZA(ポテンザ)」ブランドです。

モータースポーツシーンで培われたパフォーマンスを発揮するスポーツ性能を重視したタイヤで、スポーティーな走りを楽しみたい方におすすめです。

エコタイヤ(低燃費タイヤ)

JATMA(一般社団法人日本自動車タイヤ協会)が定めたグレーディングシステムで低燃費と安全性が一定以上のレベルを満たしたタイヤです。

ブリヂストンが扱う「ECOPIA(エコピア)」ブランドは、グレーディングシステムのレベルを満たした、ウェット性能とライフ性能を両立させた高い低燃費性能を実現しています。

燃費が気になる方、なるべく長く安全にタイヤを使いたい方におすすめです。

特別な状況に対応するタイヤ

  • ランフラットタイヤ:パンクなどにより空気が抜けた状態になっても所定のスピードで一定の距離を走行可能なタイヤです。
  • 応急スペアタイヤ(テンポラリータイヤ・テンパータイヤ) :タイヤのパンクなどに備えてクルマのトランクや車体下に装備してある予備のタイヤです。

ランフラットタイヤはパンクしても一定の距離を走行できるため、路上でタイヤ交換をせずに安全な場所まで移動でき、二次災害を回避できるという利点もあります。

走行中に釘やガラス片などの異物を踏んでしまったというような、万が一に備えたい方におすすめです。

路面状況に対応するタイヤ

  • オフロードタイヤ:泥濘地(でいねいち)や砂利道など、悪路を走行するために開発されたタイヤです。

山の中の悪路や泥濘地といったオフロードを走行するタイヤには、安定した走行ができるよう高いトラクション性とハンドリング性が求められます。
ブリヂストンでは、オフロードタイヤとして「DUELER(デューラー)」ブランドを展開しています。

ほかにもオフロードとオンロード(舗装された道路)のどちらにも対応したオールステージタイヤがあります。

DUELER(デューラー)の中にはオフロードだけでなく、オフロード・オンロードに対応したオールステージタイヤもあります。

様々な路面状況での、安心感のある走行を求める方におすすめです。

適合車種別のタイヤ

  • 車種専用設計タイヤ:車のボディタイプそれぞれの特性に合わせて専用設計されたタイヤです。※

※ミニバン専用タイヤ、軽自動車・コンパクトカーの専用タイヤ、SUV専用タイヤは、そのタイヤサイズが主に使用される車種で区分しています。従って、車種別専用設計タイヤのサイズが使用車両の新車装着サイズやオプションサイズ、あるいはサイズ対応が認められているサイズであれば専用車種以外の車でご使用いただいても問題ありません。

具体的には、SUV専用設計タイヤや、ミニバン専用設計タイヤ、軽自動車・コンパクトカー専用設計タイヤなどがあります。
このように、タイヤに負荷がかかりやすいSUVやミニバンには、専用設計タイヤがあります。一般的なタイヤよりも頑丈なタイヤの構造になるような設計で高い性能を持っています。

  • SUV専用設計タイヤ:SUVは走行性能の力強さや、重量感のある車体が特徴ですが、センター部分の偏摩耗が発生しやすい傾向にあるので、耐久性を重要視する必要があります。

ブリヂストンが扱うSUV専用設計タイヤは、「ALENZA(アレンザ)」ブランドと「DUELER(デューラー)」ブランドがあります。

ALENZA(アレンザ)ブランドはオンロード系SUV向けに開発されたタイヤで、DUELER(デューラー)ブランドはオフロード系SUV向けに開発されたタイヤです。

  • ミニバン専用設計タイヤ:ミニバンは多人数で乗車ができることが特徴です。一方で、車が重くなるためタイヤへの負担が大きい傾向があります。また、重心が高いため車体のふらつきが気になることがあるかもしれません。
    車内空間が広く、特にリアタイヤの上に位置しているサードシート(後席)でのノイズが大きくなる傾向があり、走行時にふらつきやすくなります。

ブリヂストンが扱うミニバン専用設計タイヤは、「REGNO(レグノ) GRVⅡ」「Playz(プレイズ) PX-RVⅡ」「CHRONICLE(クロニクル)RV」があります。

  • 軽自動車・コンパクトカー専用設計タイヤ:
    軽自動車・コンパクトカーは軽量で非常に燃費がよく、小回りの効くボディタイプです。一方、小回りが効くことで、停車状態でハンドルを切る据え切りによるタイヤの偏った摩耗の発生や、普通乗用車と比べてタイヤの径が小さいので同じ距離でも回転数が多くなり、タイヤが早く減りやすい傾向があります。そのような特徴を配慮して、軽自動車・コンパクトカー専用に設計されたタイヤは摩耗に対して強い作りで設計されています。

ブリヂストンでは軽自動車専用設計タイヤとして、高い静粛性と快適な乗り心地を提供する「REGNO(レグノ)」ブランドから、「REGNO(レグノ)GR-Leggera」を展開しています。

また、ブリヂストンの低燃費タイヤブランド「ECOPIA(エコピア)」ブランドから、軽自動車・コンパクトカー専用設計タイヤとして「ECOPIA(エコピア)NH200C」を展開しています。

なお、自分の車に合ったタイヤを簡単に選びたい方に向けて、「タイヤ選びガイド」もございますので、ぜひご活用ください。

タイヤの種類について
詳しい記事はこちら

タイヤのサイズ

タイヤにどのような種類があるか分かったところで、続いては、タイヤのサイズについても確認しておきましょう。
ここでは、タイヤの寸法とタイヤサイズ表示の見方を解説します。

タイヤサイズの読み方と意味

ブリヂストン タイヤオンラインストアではタイヤを購入する場合、タイヤのサイズを把握する必要があります。

タイヤサイズを決める要素としては、タイヤ幅や偏平率、リム径などが挙げられます。

タイヤのサイズ説明図
名称 内容
タイヤの総幅 タイヤの側面(トレッド模様部分)の端から端までを直線で結んだ長さ
タイヤ外径 タイヤの端から端までを直線で結んだ長さ(直径)
タイヤ内径
(リム径)
タイヤを装着していない状態のホイールの直径
断面幅(W) タイヤの総幅からタイヤの側面の模様・文字などを除いた長さ(リムガードは含まない)
断面の高さ(H) タイヤの外径からリム径を引いた数の2分の1
偏平率 タイヤの断面幅(W)に対する断面の高さ(H)の比率
偏平率=断面の高さ(H)/断面幅(W)×100(%)という式で計算される

タイヤサイズは、タイヤの側面に「215/45R18 93W」や「235/45ZR17」のように表記されています。

  • 215 1
  • /
  • 45 2
  • R 3
  • 18 4
  • 93 5
  • W 6
  • 235 1
  • /
  • 45 2
  • ZR 7
  • 17 4
タイヤ幅の呼称(mm) ロードインデックス(LI)
偏平率(シリーズ、%) 速度記号
ラジアル構造 速度カテゴリー
リム径の呼称(インチ)

例えば、タイヤサイズが「215/45R18 93W」の場合、タイヤ幅は215mm、偏平率は45%、リム径は18インチです。

タイヤの拡大写真

タイヤサイズの見方について
詳しい記事はこちら

しかし、タイヤサイズの見方が分かっても、タイヤには同じサイズでも複数商品があるので、どのタイヤを選べば良いのかということに悩んでしまう方もいるかもしれません。

そんなときは、ブリヂストンのタイヤオンラインストアがおすすめです。
ブリヂストン タイヤオンラインストアなら、「クルマから探す」「タイヤサイズから探す」「タイヤブランドから探す」の3種類の検索方法でご自身のクルマに装着可能なタイヤを見つけることができます。

タイヤ選びが難しそうと感じた方は、ブリヂストン タイヤオンラインストアをぜひ活用してください。

タイヤの値段

タイヤを選ぶ際に必要となるポイントを押さえたら、次に気になるのは値段ではないでしょうか?

一般的にタイヤを購入する際には、タイヤ本体の価格に加え、自分で取付を行わない場合は取付作業費や、オンラインの購入の場合には送料や持込料などが発生します。

ネット通販でタイヤを購入する際は、表示価格に何が含まれているかを確認しましょう。

取付作業費や送料などが含まれていない場合は別途費用がかかるため、事前に確認をしておきましょう。

ブリヂストン タイヤオンラインストアなら、取付作業費や送料はすべて込みの価格となっています。

さらに、タイヤのサイズを間違えて購入してしまった場合でも無料で返品・交換ができる「サイズ間違い保証」や、購入後60日以内であればパンクしたタイヤ1本を無料で交換できる「パンク補償」の2つの安心保証もついており、安心かつお得にタイヤを購入できます。

タイヤの価格はサイズによっても大きく異なりますので、まずはご自身のクルマに合ったタイヤを検索してみてください。

タイヤの値段について
詳しい記事はこちら

タイヤは正しい点検が大切

タイヤを購入したあとは、正しい点検についても知っておきましょう。

タイヤを長持ちさせるには、使用状態によっても前後しますが正しい運転と適切な保管、そしてタイヤの点検が大切です。

日頃の運転では、余裕のあるブレーキやハンドル操作を意識しましょう。安全運転につながると同時に、タイヤの寿命も延ばすことができます。 反対に、急ブレーキや急ハンドル、ハンドルの据え切りは、タイヤを摩耗させる原因になります。

プロによるタイヤ点検を定期的に受けるのはもちろん、ご自身でも日常的にタイヤ点検をすることで、傷や変形などの損傷、劣化などに気づき、安全にクルマを運転することができます。

では、どのような点検が必要なのでしょうか?
具体的には、空気圧・偏摩耗・傷やひび割れ・サイド部の膨らみ・溝のチェックが必要です。

ここからは、ステップごとにタイヤ点検のポイントを紹介します。

タイヤの空気圧管理

タイヤの空気圧管理は、燃費の悪化や操縦安定性の低下、偏摩耗、タイヤの損傷・故障を未然に防ぐために行います。

タイヤの空気圧低下は、自然空気漏れが主な原因です。乗用車用タイヤでは1ヶ月で約5〜10%も空気圧が低下し、約41%のクルマが空気圧不足となっています。

適正空気圧は、車種ごとにカーメーカーが指定している車両指定空気圧と同じです。運転席のドア付近あるいは給油口などに貼付された空気圧表示シールに記載されているので、確認しましょう。

タイヤサイズが同じでも装着される車種によって車両指定空気圧は異なる場合があります。

空気圧表示シール

尚、自然漏れによる空気圧低下を考慮して車両指定空気圧を基準とし、0~+20kPaの範囲内で調整・管理することをおすすめします。

タイヤの空気圧に過不足があると、クルマとタイヤの性能を発揮できないほか、タイヤが損傷したり、事故につながったりする危険性があります。

空気圧も定期的にチェックするようにしましょう。

ブリヂストン タイヤオンラインストアでは作業のオプションとしてタイヤへの窒素(ちっそ)ガスの充填があります。

正常空気圧と空気圧不足の違い

窒素ガスは空気に比べて、タイヤの内部から外へ抜けにくい性質があります。

そのためタイヤの中に窒素ガスを入れた方が空気圧の減少が抑えられ、安定した状態を長く保て、燃費の改善、タイヤの長持ちにつながります。また、ホイールも錆びにくくなります。

タイヤの偏摩耗、傷、ひび割れ、サイド部の膨らみ、溝のチェック

タイヤはある程度の距離を走行すると、自然と摩耗します。

タイヤの偏った摩耗は、空気圧が適正でなかったり、タイヤローテーションをせずに使用したりした場合に起こりやすくなります。

タイヤの偏摩耗は、振動や騒音の原因になるだけでなく、タイヤの寿命が短くなったり、燃費が悪化したりとタイヤ本来の性能を悪化させることにつながります。

さらに、タイヤの傷やひび割れ、サイド部の膨らみは、タイヤのパンクやバーストの原因になり、重大な事故につながる危険性があります。 特に雨の日の高速道路などでは、タイヤと路面の間の水をかき出す力(排水性能)が低下してタイヤが浮く状態になることで、ハンドルやブレーキが効かなくなるハイドロプレーニング現象が発生しやすくなります。

タイヤには残り溝が1.6mmになる目安として三角マークのスリップサインが表示されるようになっています。スリップサインが1ヶ所でも出ると使用してはいけないことが法律で定められています。

スリップサインの図

走行時の安全を確保するため、タイヤの空気圧や偏摩耗、傷、ひび割れ、サイド部の膨らみ、溝などを日々点検することはとても大切です。異常を感じられた場合は販売店に相談してください。ブリヂストン タイヤオンラインストアでは、購入したタイヤは無料で点検を実施いたします。気になることがありましたらいつでも取付店へお越しください。

タイヤの保管方法

タイヤをホイールセットで保管する場合は、乗用車用タイヤでは空気圧を1.0kgf/cm2程度に下げて平積みすることをおすすめします。

紫外線・オゾン・油等はタイヤの大敵のため、直射日光、雨、水、油類、ストーブなどの熱源及び、電気火花の出る装置に近い場所は避けましょう。 また、室内保管される場合は床面の汚れ防止のため厚手の段ボールなどを下に敷くことをおすすめします。

タイヤの寿命と交換サイクル

タイヤ交換作業の写真

タイヤの点検と併せて知っておきたいのがタイヤの寿命についてです。
タイヤの寿命と交換時期は、使用方法や保管方法、環境条件によって異なります。

タイヤはゴム製品であるため、時間が経つにつれ、タイヤのゴムから油が揮発し、次第に柔軟性が失われていきます。地面と接している部分がしっかりと路面をつかめなくなると、ブレーキやハンドリングに影響が出てしまいます。そのため、 使用開始後5年以上経過したタイヤは、継続して使用できるかタイヤ販売店などで点検を受けることをおすすめします。

また、外観上では溝がしっかりと残っていても製造から10年が経過したタイヤについては、ゴムの経年劣化が進んでいる可能性があり、安全面での性能が保証されないため、新しいタイヤへ交換することをおすすめします。

【注意事項】
ここに記載した10年という年数は、あくまで目安であって、そのタイヤの実際の使用期限(すなわち、継続使用に適していないこと、または安全上の問題があるかもしれないことを示す時期)を示すものではありません。 従って、環境条件・保管条件及び使用方法によって、この年数を経過したタイヤであっても、継続使用に適している場合もあれば、この年数を経過していないタイヤであっても継続使用に適していない場合もあります。10年を経過していないタイヤであっても、上記の環境条件等によっては交換する必要がある場合があることにご注意ください。 また、この10年という年数及びタイヤ販売店等による点検のお奨め時期である使用開始後5年という年数は、いずれも各タイヤメーカー・販売会社・販売店による品質保証期間・期限を示すものでもありません。

タイヤの交換時期の目安

ここでは、使用によるタイヤ交換の目安についてご紹介します。

タイヤを使用し続けると、スリップサインが表れます。

スリップサインの図

スリップサインとは、残り溝の深さ1.6mmを示す目安です。 タイヤの摩耗による使用限度は残り溝深さが1.6mm以上と決められています。

スリップサインが出たタイヤで走行することは法令で禁じられているため、必ず新しいタイヤへの交換が必要です。

ただし、実際にはスリップサインが見える前に交換することが推奨されています。

溝が浅くなるとタイヤの性能が充分に発揮できなくなる傾向にあるため、サマータイヤの場合は「残り溝4mm以下」、スタッドレスタイヤの場合は「新品時から50%の摩耗」が交換時期の目安です。

また、タイヤの溝がしっかり残っていたとしても、日常点検で傷やひび割れを見つけた場合は、すぐにお近くのタイヤ販売店などで点検を受けましょう。

スマホで簡単!タイヤの溝チェック!

ブリヂストンの「スマホで簡単!タイヤの溝チェック!」では、AIが写真を元に乗用車用タイヤの摩耗状態を診断します。

※スマートフォンでご利用いただけます

タイヤの選び方

タイヤの基礎知識をご紹介しましたが、ここからは実際にタイヤを購入する際のタイヤの選び方についてご紹介します。

まず、タイヤを選ぶには、ご自身の車のタイヤサイズを把握する必要があります。

タイヤサイズは現在装着中のタイヤを確認する以外に、車種や年式、グレードからも調べることができます。

タイヤサイズや車種以外にも、静粛性に優れ乗り心地が良い、燃費が良いといった性能が備わっているか、未舗装の道や雪道など、どんな道を走るのに適したタイヤかといったことにもぜひ注目してご自身のカーライフに合ったタイヤを選択するようにしましょう。

車両や用途、乗り方、タイヤに求める性能など、自身のカーライフに合わせてタイヤを選ぶことが大切です。

しかし、タイヤは各メーカーが様々な種類を販売しており、自分で選ぶとかなり時間と手間がかかってしまいます。

ブリヂストンのオンラインストアなら自分に合った探し方ができる!

ブリヂストン タイヤオンラインストアは、「クルマから探す」「タイヤサイズから探す」「タイヤブランドから探す」の3種類の検索方法でご自身のクルマに合ったタイヤを見つけることができます。

特に「クルマから探す」なら、クルマのメーカー・車種・年式・タイヤサイズを選択するだけでご自身のクルマに合うタイヤが一覧で出てきます。

その中からご希望のタイヤを購入するだけなので、タイヤについてあまり詳しくない方でも悩むことが少なくなるでしょう。

また、自分の車に合ったタイヤを簡単に選びたい方・検索の利用方法を詳しく知りたい方に向けて、「タイヤ選びガイド」もございますので、ぜひご活用ください。

さらに、ブリヂストン タイヤオンラインストアでは商品比較や3種のレビューを見ることができるため、商品選びがより簡単になります。

特に、3種のレビューは商品を実際に購入されたお客様の感想や満足度などを閲覧できる「利用者商品レビュー」、店舗をご利用いただいたお客様の感想や評価などを閲覧できる「利用者店舗レビュー」、タイヤのプロならではの目線で評価した「店舗スタッフの商品レビュー」が用意されています。

▼利用者商品レビュー

利用者商品レビュー

▼利用者店舗レビュー

利用者店舗レビュー

▼店舗スタッフの商品レビュー

店舗スタッフの商品レビュー

ブリヂストンのAI診断サービスが便利!

ブリヂストン タイヤオンラインストアでは先ほど紹介した検索方法以外にも、簡単にタイヤ選びができる「AI診断サービス」を提供しています。

タイヤ選びのAI診断サービスなら、あなたのカーライフに関するシンプルな質問に答えるだけで、AIがあなたに最適なタイヤを導き出します。

タイヤの知識がなくてもスムーズなタイヤ選びができるので、活用してはいかがでしょうか。

タイヤ選びのAI診断サービス

タイヤの購入から作業予約までブリヂストン オンラインストアなら一度で完結!

実店舗でタイヤを購入しようと思っても、仕事などでなかなか営業時間内に足を運ぶことができなかった、お店が混んでいて作業まで待ち時間が長かった、という経験をされた方もいるのではないでしょうか?

また、ネット通販でタイヤを購入したとしても、タイヤの購入とは別に、タイヤの交換作業のできる店舗を自分で探して予約したり、自宅に届いたタイヤを店舗まで持って行ったりしなければならない場合もあります。

ブリヂストン タイヤオンラインストアなら、タイヤ、ホイールの情報収集から購入、作業店舗の予約・決済、取付作業まで、すべてオンラインで完結できます。 購入したタイヤも取付店舗に直送されるので、ご自身でタイヤを店舗まで運ぶ必要はありません。

ブリヂストン タイヤオンラインストアでのタイヤ取付までの流れは、以下の3ステップです。

  1. タイヤ・オプションを選ぶ
  2. お近くの店舗とご希望日時を予約
  3. ご予約日時にご来店いただき、タイヤ取付に行く

タイヤの表示価格には、すべて取付作業費が含まれているので、追加で費用がかかることはありません。(オプションサービスを追加でご購入頂く場合を除く)

タイヤの取付を担当するのは、ブリヂストン認定のB-select加入店です。

「B-select」とは、ブリヂストンのタイヤ専門店「コクピット」「タイヤ館」「ミスタータイヤマン」「ブリヂストンタイヤショップ」の中でも、高い接客・作業品質を保つ店舗のネットワークです。

ブリヂストンが認めたタイヤのプロによる高い技術と確かなサポート力があるB-selectは全国で約700の加入店数(※2023年8月時点)なので、お近くの店舗を見つけやすいでしょう。

B-select

タイヤのネット購入について
詳しい記事はこちら

タイヤの廃棄方法

新しいタイヤに交換をしたら古いタイヤはどうすれば良いのか、困ったことはありませんか?

一般廃棄物としての廃タイヤは、廃棄物処理法(法第6条の3)という法律でタイヤ販売店が引き取り、処理をすることが定められています。

参考:一般社団法人 日本自動車タイヤ協会「廃タイヤの適正処理について<マニュアル>

タイヤの廃棄は、タイヤを購入した際にタイヤ販売店で相談しましょう。

ブリヂストンのオンラインストアではタイヤを購入した際に、古いタイヤを廃棄するオプションサービスがあります。購入時にぜひご利用ください。

オプションサービス

タイヤ交換について
詳しい記事はこちら

タイヤホイールについて
詳しい記事はこちら

タイヤの知識を深めて最適なタイヤを見つけよう

タイヤは、私たちの命を乗せる保安部品の一つです。タイヤの種類や選び方、点検や交換方法などの知識を身につけて、より安心・安全なカーライフに役立てていきましょう。

ブリヂストン タイヤオンラインストアではメーカーならではの充実した安心保証や様々なオプションサービスなど、タイヤ周り全般のサービスだけでなく、タイヤに関する知識やタイヤの選び方に役立つ情報を提供しています。

さらに、車種やタイヤサイズ、タイヤブランドから検索する方法など、お客様に合ったタイヤの検索方法を複数用意しており、タイヤ選びに不慣れな方には「タイヤ選びのAI診断サービス」もおすすめです。

また、シーズンや機能ごとに豊富なラインアップをそろえています。 タイヤの購入や交換、店舗予約には、ぜひブリヂストン タイヤオンラインストアをご活用ください。